【クレステッドゲッコー】飼育器材の紹介!これを揃えればOK!必須の飼育器材について解説

オススメ器材紹介
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皆さまこんにちは!ひとしきです。

今回は「クレステッドゲッコーの快適環境を作るために必須の飼育器材!」と題し、クレステッドゲッコーを飼育する際に必須の飼育器材について、私のオススメも交えてご紹介します。

クレステッドゲッコーは、初心者にも飼いやすい人気の爬虫類ですが、健康に育てるためには適切な飼育環境を整えることが重要です。

本記事では、クレステッドゲッコーの飼育に必要な器材を詳しく解説し、最適な環境を作るポイントを紹介します。

「クレステッドゲッコーを飼育したい!何を準備すればいいの?」

「飼育器材はこれで大丈夫?」

そんな疑問にお答えできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!

記事の最後には私がオススメする飼育器材を紹介していますので、参考にしてみてください。

クレステッドゲッコーの生態についてはこちら!【壁チョロヤモリ代表!】クレステッドゲッコーの生態について解説!

クレステッドゲッコーの飼育環境についてはこちら!【飼育環境の解説】生態の理解が大切!クレステッドゲッコーを健康に飼育するために守るべき5つのポイントについて解説!

クレステッドゲッコーについて

クレステッドゲッコー(Correlophus ciliatus)は、ニューカレドニア原産の樹上性ヤモリです。

基本的な特徴は、以下の通りです。

  • 生活スタイル:樹上性・夜行性
  • 成体のサイズ:体長約20cm
  • 飼育下の平均寿命:15〜20年
  • 食性:昆虫やフルーツを食べる(専用フードも利用可能)

 趾下薄板(しかはくばん)を持ち、壁やガラスを自由に登る。

 自切した尻尾は再生しない

 環境変化に敏感なため、適切な隠れ家が必要

飼育環境を整えるために揃えるべき飼育器材

クレステッドゲッコーを健康に育てるためには、適切な飼育環境を整えることが不可欠です。

必要な器材をしっかりと揃え、温度や湿度の管理を徹底することで、ゲッコーにとって快適な住まいを提供できます。ここでは、飼育に必要な基本器材について詳しく解説します。

飼育ケージ

クレステッドゲッコーは樹上性のヤモリなので、床面積よりも高さが重要です。

広いスペースを確保することで、ストレスを軽減し、健康的な生活を送ることができます。以下のポイントを押さえて選びましょう!

 サイズ
  最低でも幅30×奥行30×高さ45㎝が必要

 通気性
  蒸れを防止するために通気性の良い構造が必要。天板メッシュのガラスケージが適している。

 前面開閉式
  メンテナンスがしやすく、生体にストレスを与えにくい。

飼育ケージの基準を守らないとどうなる?

適切なケージを選ばなかった場合、様々な問題が発生する可能性があります。ケージ選びは生体の健康に直結するため、適切なサイズや構造のものを慎重に選びましょう。

● ストレスの増加
  狭すぎるケージでは運動不足になり、ストレスが溜まりやすくなります。

● 健康トラブル
  通気性が悪いとカビや細菌が繁殖しやすくなり、呼吸器系の病気につながる可能性があります。

● 奇形になる可能性
  身体が伸ばせないケージでは、骨の構造が変化してしまうこともあります。

● 脱走のリスク
  適切な開閉機構がないと、メンテナンスの際に生体が脱走しやすくなります。

保温・温度管理器具

クレステッドゲッコーは比較的低温に強いですが、やはり適温を保つことが大切です。

推奨温度は、昼間22〜26℃、夜間20℃以上となっています

特に冬場の温度低下や、夏場の過度な温度上昇には注意が必要です。適切な温度管理を怠ると、食欲不振や消化不良、免疫力の低下などの健康問題が発生する可能性があります。

 パネルヒーター
  ケージの一部(側面)に設置することで温度勾配を作る。

 温湿度センサー
  正確な温度と湿度を把握するために、ケージ内の中央か、上下二ヶ所に設置する。

 サーモスタット
  パネルヒーターや保温球とつなぎ、温度を自動で調整する。

照明・紫外線ライト

クレステッドゲッコーは夜行性のため基本的に紫外線は不要ですが、日中のサイクルを整えるためにライトを設置し、弱めの紫外線を照射するのが望ましいですね。

適切な照明を用いることで、生体の生理リズムを安定させ、活動量や食欲を維持することができます。

 LEDライトまたは白熱球
  昼夜のリズムを作るために設置し、12時間の明暗サイクルを維持する。
  光は強すぎるとストレスになるため、適度な明るさのものを選ぶ。

 UVBライト(低出力)
  クレステッドゲッコーは紫外線を必須としないが、微量のUVBがカルシウムの代謝を助け、
  くる病予防に役立つ可能性がある。

床材

床材は湿度維持や清掃のしやすさだけでなく、クレステッドゲッコーの健康にも大きく関わります。適切な床材を選ぶことで、快適な環境を維持しやすくなります。

適切な床材を選び、こまめな交換や清掃を行うことで、生体の健康を維持しやすくなります。

 ヤシガラ(土系)
  湿度維持がしやすく、見た目も自然に近い。
  濡らしすぎたり通気性が悪いと、カビやダニが発生する可能性がある。

 キッチンペーパー
  コストが安く、管理が楽で清潔に保ちやすい。
  特に幼体や病気の個体には最適だが、見た目の自然さには欠ける。

 腐葉土やミズゴケ
  湿度をしっかり維持できるが、カビやダニ、虫が発生しやすい。
  定期的なメンテナンスが必要で、上級者向け。

 ハスクチップ・バークチップ
  ハスクチップはヤシの外皮、バークチップは松の樹皮を砕いたもの。
  粒が大きく、適度な湿度維持が可能。見た目も自然でおしゃれ。

シェルター・登り木

クレステッドゲッコーは隠れる場所を好むため、ケージ内には十分なシェルターを設置することが重要です。また、樹上性のため登り木や枝を用意することで、自然な行動を促すことができます。

 流木やコルクバーグ
  登ることができる構造を用意し、ゲッコーが自然な動きをできるようにする。
  大きなコルク板は裏側に隠れることもできて、シェルターにもなる。

 人工植物
  隠れ家として機能し、ストレス軽減に役立つ。
  人工の植物であればメンテナンスも容易。大きな葉か茂みを作ると隠れ家になっていい。

 シェルター
  樹上に設置できるタイプが望ましい。床に設置するものには入らない傾向がある。

水入れ・給水システム

クレステッドゲッコーは水入れからあまり水を飲まず、水滴を舐めて水分補給します。

水分補給が不十分だと脱水症状を引き起こし、健康に悪影響を及ぼす可能性がありますので、霧吹きは必須といえるでしょう。

 霧吹き
  1日1〜2回ケージ内を湿らせることで、生体が自然に水分を摂取できる環境を作る。
  特に夜間に霧吹きをすることで、より効果的に水分を補給できる。

 ウォーターディッシュ
  万が一の給水用。樹上性のヤモリのため、吸盤などでケージ側面に設置できるものが必要。
  直接水を飲む個体もいるため、常に清潔な状態を保つことが大切。

エサ・エサ皿

クレステッドゲッコーのエサは、主に昆虫とフルーツです。

昆虫は、コオロギやデュビアなど、一般的なエサ用昆虫です。
専用のパウダーフードも市販されており、水で練って与えることで手軽に栄養バランスの取れた食事を提供できます。

 エサ皿
  汚れにくく、管理しやすいものを選ぶ。
  専用フードやフルーツを与える場合、吸盤などでケージ側面に設置できるものが良い。
  昆虫用の場合はエサが逃げないよう、かえしのついた専用のものを用いる。

 カルシウム・ビタミンサプリメント
  不足しがちな栄養素を補うため、エサに混ぜて与える。
  昆虫を与える際には、カルシウムパウダーの添加は必須。

快適な飼育環境を維持するポイントまとめ

快適な飼育環境を維持するポイントを以下にまとめました。

新たに飼育環境を作る場合や、現在飼育している環境が、クレステッドゲッコーにとって快適かどうかをチェックしてみてください。

 湿度管理
  適切なケージ・床材を選択し、適切な湿度(50〜70%)を維持する。
  毎日霧吹きを行う。

 定期的な清掃
  フンや食べ残しはこまめに取り除き、ダニやコバエの発生を抑制する。
  床材は定期的に交換する。

 ストレスを減らす環境作り
  隠れ家を十分に用意し、光の強さやハンドリングの頻度を調整する。

 適切な餌と給水管理
  バランスの取れた食事とサプリメントを与える。
  霧吹きによる給水、ウォーターディッシュには常に新鮮な水を入れておく。

 温度と照明の管理
  適温(昼間22〜26℃、夜間20℃以上)を維持し、日中の明暗サイクルを整える。

 適度な観察と健康チェック
  日々の行動や食欲を観察し、異変があれば早めに対処する。
  爬虫類を診ることができる獣医師がいる病院を探しておく。

まとめ

「クレステッドゲッコーに必要な飼育器材」について、いかがだったでしょうか?

最後にひとしきがオススメする器材を載せておきますので、購入の際の参考にしてみてください!

クレステッドゲッコーの健康を守るためには、適切な飼育環境を整えることが重要です。

本記事で紹介した必須の器材を揃え、温度・湿度管理を徹底することで、快適な環境を作りましょう。しっかりと準備をして、クレステッドゲッコーとの楽しい生活を始めてみてくださいね!

ひとしきがオススメする飼育器材

ここからは、筆者ひとしきがオススメする器材をご紹介します!

飼育ケージ

爬虫類飼育ケージといえばコレ!
GEX エキゾテラ グラステラリウム 3045

快適環境の条件である「サイズ」「通気性」「前面開放」すべてを網羅しています。
扉にはロック機構があり、逃亡対策もバッチリ。

保温・温度管理器具

 パネルヒーター

薄型でケージ側面に貼りやすい!
レップジャパン ピタリ適温プラス 2号 」

ケージサイズ的に2号がオススメです。防水ではないので霧吹きの際に水がかからないよう注意。

 温湿度センサー

一目でケージ内の状態がわかるアナログ式!
ビバリア ツインメーターNEO 

吸盤付きでケージ内のどこにでも設置できます。大きい文字盤で非常に見やすい!

 サーモスタット

爬虫類用で安心!
GEX エキゾテラ イージーグローサーモ

最大300Wまで使用可能。クレステッドゲッコー飼育ならこれ1台で十分です。

照明・紫外線ライト

※交換球をご紹介します。ソケットは別にご購入ください。

森林の昼間を再現するような柔らかい明るさ!
GEX エキゾテラ ナチュラルライト 13W

ただクレステッドゲッコーは夜行性なので、個人的には次に紹介する紫外線ライトだけでもいいと思います。

強すぎない紫外線、UVBを照射
「GEX エキゾテラ レプタイルUVB 100 13W」

紫外線ライトとしてだけでなく、普通のライトとしても十分明るいです。

床材

ボリューム満点で安い!保湿性もバッチリ!
GEX エキゾテラ テラリウムハスク 8L

記事内で紹介したハスクチップです。厚めに敷いて棲息環境を再現できます!

シェルター・登り木

 登り木

樹上性の爬虫類に最適な止まり木!
GEX エキゾテラ ジャングルヴァイン Sサイズ

必須といって良いかもしれません。望む形にレイアウトできて流木より使い勝手がいい!

 人工植物・シェルター

ケージ内に映えるフェイクグリーン!ワイヤー入りでレイアウトしやすく、生体の隠れ家にもなる!
180cm ポトスガーランド(102/ワイヤー入り)

隠れ家は自作することが多いですが、一応ご紹介。このほか、小さな鳥の巣箱なども活用できます。

水入れ、エサ皿

磁石の力で側面に固定!クレステッドゲッコーなど樹上性の爬虫類にピッタリ!
「スドーレプタイルフードトレイ」

水を入れたり、人工フードや果物などを入れるのに最適です。昆虫はすぐ脱走するのでNG

昆虫エサを給餌する際はこちら!
スドー レプタイルディッシュ L

コオロギやミルワームを与えるのに最適。デュビアは大きい個体は脱走するので注意。

人工フード・サプリメント

クレステッドゲッコーの人工フードといえばコレ!嗜好性も申し分なし!
レパシー スーパーフード クレステッドゲッコー マンゴースーパーブレンド

水と混ぜて使用します。マンゴーフレーバーがすごくいい匂い。

昆虫エサを与える際は忘れずに!
GEX エキゾテラ カルシウム+ビタミンD3

クレステッドゲッコーはエサからカルシウムを摂取しますので、吸収を助けるビタミンD3含有のものが良いですね!

皆さまのクレステッドゲッコー飼育の助けになれば幸いです!

ではまた、別の記事でお会いしましょう!