皆さまこんにちは!ひとしきです。
今回は「トカゲ・ヤモリ・トカゲモドキの違いを徹底比較!」と題して、それぞれの特徴について解説していきます。
トカゲ、ヤモリ、そしてトカゲモドキ。爬虫類好きならどれも耳にしたことがある名前だと思いますが、それぞれの違いを説明できますか?
ちなみに私が爬虫類を飼育し始めたころは、あまりよくわかっていなかったです💦
本記事では、これらの爬虫類の特徴や違いを深掘りし、初心者でも分かりやすいように解説します。
「トカゲとかトカゲモドキとか、どこがどう違うの?」
「飼育方法に違いはあるの?」
という方にオススメの内容となっています!
ペットとしての人気や飼育のしやすさも併せて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!
種類ごとの詳しい解説は、また別の記事でご紹介しますね。
トカゲ・ヤモリ・トカゲモドキの基本的な違い

トカゲとヤモリ、そしてトカゲモドキは一見似ているように見えますが、それぞれ異なる特徴を持っています(写真はフトアゴヒゲトカゲ)。
生態や行動、体の構造にも違いがあり、飼育する際にはこれらの違いを理解しておくことが重要です。ここでは、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
トカゲ(Lizard)とは?
トカゲ(Lizard)は、爬虫類の中でも比較的種類が多く、世界中に約6,000種類以上が存在します。特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- まぶたがある
- 鱗がしっかりしており、乾燥に強い
- 種類によっては尾を切る(自切)能力がある
- ほとんどが日中活動する(昼行性)
代表的な種類にはアオジタトカゲ、フトアゴヒゲトカゲ、アカメカブトトカゲなどがいます。
またよく似た種類に「イグアナ(Iguana)」が存在します。世界で約45種類が確認されている、トカゲの中でも特に大型の種類が多いグループです。主に熱帯地方に生息し、植物を主食とする草食性のものが多いのが特徴です。
- 体長が大きく、成体では1mを超えるものも多い
- 樹上性が強く、高い場所で生活する種類が多い
- 主に草食性で、野菜や果物を食べる
- ペットとして飼うには広いスペースと紫外線管理が必須
代表的な種類にはグリーンイグアナ、サバクイグアナなどがいます。
ヤモリ(Gecko)とは?
ヤモリは、主に夜行性の小型爬虫類で、世界中に約1,500種類以上が存在します。さまざまな環境に適応し、独特の体の特徴を持っています。
- まぶたがなく、代わりに透明な膜が目を覆っている
- 壁や天井に張り付ける「趾下薄板(しかはくばん)」を持つ
- しばしば鳴き声を発する
- 尾の自切能力があるが、再生するものが多い
代表的な種類にはヒルヤモリ、クレステッドゲッコー、トッケイヤモリなどがいます。
トカゲモドキ(Eublepharidae)とは?
トカゲモドキは、ヤモリの一種ですが、特定の特徴を持っており、ヤモリとは別のグループとして分類されることが多いです。世界中に約30種類ほどが知られています。
- まぶたがある(ヤモリにはない特徴)
- 壁を登れない(趾下薄板を持たない)
- 一般的に温厚で飼いやすい
代表的な種類はヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)やニシアフリカトカゲモドキなどです。
具体的な違いを徹底比較!
トカゲ、ヤモリ、トカゲモドキは、それぞれ進化の過程で異なる環境に適応してきました。
そのため、外見だけでなく、生態や行動にも違いが見られます。それぞれの代表的な特徴を比較した表を以下に示します。

ペットとしての飼いやすさ

ペットとして飼育する場合は、種類によって必要な設備や手間が大きく異なります。初心者でも比較的飼いやすい種類もあれば、専門的な知識や広いスペースが必要な種類もあります。
詳しい解説は省き、ここでは、代表的な種類ごとの飼育のしやすさについて解説していきます。
トカゲの飼育
- 飼いやすさ評価:★★★☆☆
- ケージの温度管理が重要
- 紫外線ライトが必要な種類が多い
- 初心者向け:フトアゴヒゲトカゲ、アオジタトカゲ
トカゲは種類によって飼育環境が大きく異なりますが、初心者向けの種も多く存在します。
基本的には広めのケージ、適切な温度・湿度管理、紫外線ライトの設置が重要になります。また、昆虫や野菜などバランスの取れた食事を与える必要があります。
成長すると大型になる種類もいるため、将来的な飼育スペースも考慮しておきましょう。
ヤモリの飼育
- 飼いやすさ評価:★★★★☆
- 壁に張り付くので、縦長のケージが必要
- 紫外線ライトが不要な種類も多い
- 初心者向け:クレステッドゲッコー
ヤモリは比較的小型の種類が多く、大きな飼育スペースを必要としない点が魅力です。ですが壁に張り付く習性があるため、ケージは高さのあるものを選びましょう。
多くの種類が夜行性で、静かに観察を楽しみたい人に向いています。また、昆虫食が中心のため、生き餌の管理が必要になります。紫外線ライトが不要な種類も多く、比較的手軽に飼育できる点も人気の理由です。
トカゲモドキの飼育
- 飼いやすさ評価:★★★★★
- 壁を登らないため、普通のケースでOK
- 紫外線ライト不要(ただし推奨する意見もあり)
- 初心者向け:ヒョウモントカゲモドキ
トカゲモドキは比較的飼いやすい爬虫類の一つで、比較的おとなしく、人にも慣れやすいため、初心者に適した種類といえます。
夜行性であるため、日中は隠れ家で過ごし、夜に活動します。壁を登る能力がないため、一般的な横長のケージでの飼育が可能です。温度・湿度の管理が重要で、床材には湿度を保持しやすいものを使用すると良いでしょう。
また、紫外線ライトは必須ではありませんが、健康維持のために設置を推奨する意見もあります。食性は昆虫食が基本で、コオロギやミルワームなどを与えます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回解説した内容をまとめると、こんな感じですね。
- まぶたがあるのがトカゲとトカゲモドキ、ないのがヤモリ
- 壁を登れるのはヤモリ、他は登れない
- ヤモリは鳴く種類もいる
- どの種にも、ペットとして飼いやすい種類がいる
個人的には顔つきが全然違うので、シュっとした顔つきでカッコいいのが「トカゲやイグアナ」、ずんぐり体系の丸顔で可愛いいのが「ヤモリ・トカゲモドキ」といった感覚です。
ペットとして飼育するなら見た目も重要かと思いますので、参考にしてみてください!
それではまた、別の記事でお会いしましょう!