【クレステッドゲッコー】壁チョロヤモリ代表!クレステッドゲッコーの生態について解説!

クレステッドゲッコー
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皆さまこんにちは!ひとしきです。

今回は影チョロヤモリ代表の「クレステッドゲッコー」について、その生態をご紹介します。

クレステッドゲッコーは、そのユニークな見た目と飼育のしやすさから、爬虫類愛好家の間で人気の高いヤモリです。特に、その特徴的な「まつ毛」のような突起や、壁を登る能力は多くの人々を魅了していますね。

本記事では、クレステッドゲッコーの基本情報や生態、行動の特徴、さらには繁殖について詳しく解説します。

「クレステッドゲッコーって、どんなヤモリ?」

「自然界ではどんな生活をしているの?」

そんなことがわかる内容となっていますので、ぜひご覧ください!

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基本情報

学名と英名

  • 学名Correlophus ciliatus
  • 英名:Crested Gecko

学名であるCorrelophus ciliatusは、「まつ毛のような突起」があることに由来しています。

分布地

ニューカレドニア(南太平洋に位置するフランス領の島々)に生息しています。特に、グランテール島やパイン島などの森林地帯に分布し、樹上で生活しています。

全長・平均寿命

  • 全長:約20~25cm(尾を含む)
  • 平均寿命(飼育下):15~20年
  • 平均寿命(野生下):約10年~15年

活動時間帯

クレステッドゲッコーは夜行性の爬虫類です。昼間は樹皮の隙間や葉の裏でじっとしており、夜になると活発に動き回ります。

生態と行動の特徴

食性

食性は雑食性で、野生では以下のようなものを食べています。

  • 熟した果物
  • 昆虫(コオロギ、バッタなど)
  • 花の蜜

飼育下では、専用の人工フードやコオロギ、シルクワームなどの昆虫をバランスよく与えると健康を維持できます。

身体的特徴

クレステッドゲッコーの最大の特徴は、その愛らしい顔と独特の身体的構造です。

  • 目の上にある「クレスト(とさか)」のような突起
  • まぶたがなく、涙を舌で舐める
  • 趾下薄板(しかはくばん、吸盤状の指先のこと)を持ち、壁やガラスを自由に登る
  • しっぽは再生しない(他のヤモリと異なり、一度切れると再生しません)

行動学的特徴

行動学的には、樹上生活に適応した特徴が多く見られます。

  • 跳躍力が高い:後ろ足の筋力を活かして、枝から枝へジャンプすることが得意。
  • 社会性は低め:単独行動を好み、特にオス同士は縄張り争いをする。
  • 威嚇行動:驚くと口を大きく開けて威嚇し、時にはしっぽを震わせることもあります。
  • 保護色の活用:体色をある程度変化させることで、周囲の環境に溶け込むことができます。
  • 匂いを頼りに探索する:視覚だけでなく嗅覚を使って餌を探し、特に熟した果物の匂いに敏感です。

繁殖

繁殖期

クレステッドゲッコーの繁殖期は、主に春から夏にかけてです。

  • 卵生で、一度に2個の卵を産む。
  • メスは交尾後、約30~45日ごとに産卵することができ、年間で最大6~10回の産卵が可能。
  • 野生下では、倒木の隙間や湿った落ち葉の下、樹木の根元などの隠れた場所に産卵することが多い。
  • 温度や湿度の管理が重要で、25~28℃の温度80%前後の湿度を維持すると良い。
  • 孵化までの期間は約60~90日で、環境によって変動する。

まとめ

クレステッドゲッコーの生態についての解説でしたが、いかがだったでしょうか?

特徴をまとめるとこんな感じですね。

  • 夜行性で雑食性!人工フードでも元気に育つ
  • 壁やガラスをスイスイ登る! 特殊な指先が魅力
  • しっぽは一度切れると生えてこない! 自切しないように、ストレス管理が重要
  • 適切な環境があればかなり長生き!

クレステッドゲッコーは。「壁チョロヤモリといえばコレ!」と呼ばれるほど、ペットとしての人気が高く、色柄(モルフ)も多数存在します。

しっかりとした知識を持ち、快適な環境を整えれば、きっと素晴らしいパートナーになってくれるでしょう!

それではまた、別の記事でお会いしましょう!