皆さまこんにちは!ひとしきです。
今回は「レオパードゲッコーのよくあるQ&A」について、解説していきます。
レオパードゲッコーの飼育、ちゃんとできているはず…でも「これって普通?」と不安になることはありませんか?脱皮がうまくいかなかったり、急に餌を食べなくなったり…。どんなに慣れていても、ふとした疑問って出てくるものです。
この記事では、初心者から上級者までが一度は疑問に思うポイントについて、Q&A形式でわかりやすく、しかも深掘りして解説します!
「知っておいてよかった!」と言える情報がたくさん詰まっています。ぜひ最後までご覧ください!
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- Q1:レオパードゲッコーの飼育を始めるときに絶対に必要なものは何ですか?
- Q2:ハンドリング(手に乗せて触る)はできますか?馴れますか?
- Q3:人を咬みますか?毒はありますか?
- Q4:健康なレオパの見分け方や病気の兆候は?
- Q5:餌を全然食べなくなりました。どうしたらいい?
- Q6:尻尾が細く“棒状”になってきました。病気でしょうか?
- Q7:レオパードゲッコーの尻尾が切れてしまいました。どうすればいい?
- Q8:レオパードゲッコーは鳴きますか?どんな声を出しますか?
- Q9:冬眠(ブルーメーション)はさせるべきですか?
- Q10:脱皮不全を起こしてしまいました。対処法は?
- Q11:複数飼育(同じケージで複数のレオパを飼う)はできますか?
- Q12:「モルフ」って何ですか?ワイルド個体とは違う種類なの?
- Q13:ケージの掃除はどのくらいの頻度ですればいいですか?
- Q14:夜間の保温はどうすればいいですか? 暗くしないとダメですよね?
- まとめ
Q1:レオパードゲッコーの飼育を始めるときに絶対に必要なものは何ですか?
レオパードゲッコーの快適な飼育環境を作るためには、以下のアイテムが必須ですよ!
- ケージ:最低でも幅45〜60cm以上のもの。脱走防止機能付きが理想ですね。
- 床材:キッチンペーパーや爬虫類カーペットが誤飲の心配がなくて安全です。
- パネルヒーター+サーモスタット:ホットスポットを28〜32℃に維持するのがポイント。
- 隠れ家(シェルター):暖かい側、涼しい側、さらにウェットシェルターの3種類が理想的です。
- 水皿:毎日新鮮な水を用意するための浅めの皿ですね。
- 餌とサプリメント:コオロギやデュビアにカルシウムパウダーをまぶして与えましょう。
Q2:ハンドリング(手に乗せて触る)はできますか?馴れますか?
レオパードゲッコーは爬虫類の中では比較的人に慣れやすい種類です。
個体差はありますが、落ち着いた個体は手に乗せても暴れず、おっとりとしています。ただし、ハンドリングはヤモリにとって多少なりともストレスになる行為ですので、短時間かつ低頻度に留めるのが原則ですね。
最初から掴もうとすると驚かせてしまうので、まずはケージ内でこちらの手に慣らすことから始めます。ゆっくり動かした手をヤモリの前に置き、好奇心で乗ってくるのを待ちます。無理なら浅いカップにヤモリを誘導してそのまま手に乗せる方法もあります。
手に乗せる際は尾に負担をかけないように、両手で包み込むように支えます。尻尾を掴んだり強く握ったりしてはいけません。ハンドリング時間は最初は5分以内、慣れても15分が目安です。長時間外に出すと体温が下がったりストレスが蓄積してしまうので避けましょう。
ヤモリが手から降りようと足をばたつかせたら、すぐケージに戻して休ませます。継続して優しく扱っていると、そのうち人の手を怖がらなくなり、自分から手に乗ってくるようになることもあります。慣れた個体は餌の皿交換や簡単な掃除の際に自分でこちらの手に移動してくれることもあり、扱いやすくなる利点があります。
とはいえ、性格的に臆病な個体もいるので、無理強いは禁物です。「触れ合いたい」という飼い主の欲求と、ヤモリの負担軽減を天秤にかけ、ヤモリ第一で考えてあげることが大切です。
Q3:人を咬みますか?毒はありますか?
基本的に人に危害を加えることはほとんどありません。
レオパードゲッコーは温和な性格で、人に慣れればハンドリングも可能です。ただ、強く掴まれたり極度のストレス下では咬むこともあります。もっとも、その咬む力は弱く、感じても「つままれた」程度で流血することはまずありません。むしろ抵抗手段としては尻尾の自切や、臭い糞尿を出す方を先に行います。
レオパードゲッコーに毒性は一切ありません。一部のヤモリ(ヤモリ科トカゲモドキ属など)には微弱な毒腺を持つ種もいますが、レオパードゲッコーは該当しません。ただし、原産地では「毒トカゲ」と誤解される迷信があるほど見た目が蛇に似ているため、噛まれたら死ぬというのは完全な迷信です。
安心して手に乗せたり触れたりできますが、持ち方を誤って尾を掴むと尾を切ってしまうことがあるため、扱いには丁寧さが必要ですね。
Q4:健康なレオパの見分け方や病気の兆候は?
健康なレオパードゲッコーは、まず見た目に活力があります。目が澄んでいて輝き、舌で鼻先を舐めたり周囲をきょろきょろ見るなど反応が良いです。体はふっくらとしており、特に尻尾が太く丸みがあるのが健康の証です。お腹が床にべったり擦り付かず、しっかり持ち上げて歩いていることも重要なポイントですね。
逆に病気の兆候としては、目が半分閉じていたり沈んでいる、動きが緩慢で常に隅にじっとしている、尻尾が細い(以前より明らかに痩せた)、歩き方がおかしい(脚を引きずる、震える)などがありますね。
また、口が歪んで閉じなくなっている場合はくる病(MBD)で顎骨が軟化している可能性があります。
糞の状態も健康バロメーターで、正常な糞は黒褐色の部分(糞)と白いチョーク状の部分(尿酸)があり適度に乾いています。水っぽい下痢が続く場合は消化不良や寄生虫症を疑います。他にも、呼吸が口呼吸になっていたり(通常ヤモリは鼻呼吸)、鼻先に泡がつくようなら呼吸器感染症の疑いがあります。
総じて、「いつもと違う」様子が見られたら注意が必要です。日頃からハンドリングや観察を通じてその子の健康な状態を把握しておき、少しでも変化があれば早めに環境を見直すか病院で検査を受けるようにしましょう。
Q5:餌を全然食べなくなりました。どうしたらいい?
レオパードゲッコーが拒食になる原因はいくつか考えられます。
まずチェックすべきは環境温度です。適正温度より低いと消化不良を起こし、餌を食べなくなります。ホットスポットが28~30℃確保されているか確認し、不足していればヒーターを追加してください。また、脱皮前になると一時的に食欲が落ちます。体色が白濁していないか観察し、脱皮が終われば食欲が戻ることが多いです。冬場はブルーメーション(冬眠状態)に入り食が細くなる個体もいます。その場合でも体重減少がなければ問題ありません。
次に考えるのは病気です。口内炎や消化管寄生虫(クリプトスポリジウム症など)の場合、食べたくても食べられません。糞の状態(下痢が続く、未消化物が多い等)に異常があれば糞便検査を受け、必要なら治療しましょう。
環境ストレスも拒食の原因です。ケージを最近変更した、大きな音や振動にさらされている、新しい個体を導入した等、ストレス要因があれば取り除きます。長期(2週間以上)にわたって何も食べない場合や、明らかに痩せて尾が細くなってきた場合は、早めに専門の獣医師に相談してください。
なお、頑固な拒食に対しては強制給餌(液状フードをシリンジで流し込む)を行う方法もありますが、素人判断で行うと誤嚥のリスクがあるため、獣医師の指示のもとで行ってください。
Q6:尻尾が細く“棒状”になってきました。病気でしょうか?
健康なレオパードゲッコーの尻尾は太く丸みがあります。尻尾が極端に細く萎んできた場合、重度の消耗や病気を疑います。
一つ考えられるのが「クリプトスポリジウム症(通称スティックテイル病)」です。この病気では尾の脂肪が失われ、文字通り棒のように細い尻尾になります。加えて体全体も痩せ、背骨が浮き出る、下痢や嘔吐が見られるなどの症状が現れます。この病気は寄生性原虫によるもので、完全な治療法は確立されていません。
長期間の拒食や極度の栄養不足でも脂肪が消耗し尻尾が細くなります。まずは飼育環境と餌の内容を見直し、改善できる点がないか確認しましょう。
病的な痩せ方かどうかは便の検査である程度判断できますので、病院で糞便検査をしてもらうことをオススメします。クリプトスポリジウム陽性の場合は隔離飼育し、清潔第一に管理します。対症療法として薬剤投与や給餌補助で一時的に改善する例もありますが、再発が多く完治は難しいです。
いずれにせよ、尻尾が目に見えて細くなってきたら早急に専門家の診断を仰ぐべきサインと言えますね。
Q7:レオパードゲッコーの尻尾が切れてしまいました。どうすればいい?
レオパードゲッコーは敵から逃れるために自ら尻尾を切り離す自切という防御手段を持ちます。何らかのショックや恐怖を感じた際、またオス同士の喧嘩や誤って飼い主が尻尾を掴んでしまった時などに起こりえます。
尻尾が切れてしまった場合、まず慌てずに対処しましょう。出血は通常すぐに止まります(自切面には自然に血栓が形成されます)。切れた尾は再生能力があり、数ヶ月かけて丸っこい再生尾が生えてきます。しかし完全に元通りの形・模様には戻りません。
重要なのは、自切した後の切断面のケアです。露出した傷口から菌が入らないよう、飼育環境を一層清潔に保ちます。床材はキッチンペーパーに替え、毎日取り替えます。傷口にゴミが付いていたら生理食塩水などで優しく洗い流し、必要に応じてヨウ素系消毒液を薄めたもので消毒します。ヤモリ自身が傷口を舐めることがありますが、大抵は問題ありません。餌と栄養をしっかり与え、再生に必要なエネルギーを補給しましょう。
再生期間中、尾に負担がかからないようハンドリングは控えます。通常2週間もすれば傷は塞がり、再生尾の芽が出てきます。その後は徐々に太く成長し、3~4ヶ月程度で一見尻尾がある状態になります。再生尾は元の尾より短く太い形になるのが普通です。尻尾を失ったショックで一時的に食欲が落ちる個体もいますが、適切にケアすれば生活に大きな支障は残りません。
なお、尻尾は生体にとって大切な脂肪貯蔵庫です。自切するとエネルギー蓄えを失うため、再生尾が太くなるまではしっかり給餌し体力を回復させてください。
Q8:レオパードゲッコーは鳴きますか?どんな声を出しますか?
レオパードゲッコーは基本的に鳴き声を出す機会は多くありませんが、状況によっては鳴くことがあります。
代表的なのは威嚇時の鳴き声です。驚いたときや捕まえられそうになったとき、子犬のような「キャンッ」という短い鳴き声や「ジー」というかすかな鳴き声を発することがあります。特に幼体や若い個体は人に触られて嫌がるとキーキー鳴くことが多いです。また、オスが繁殖期にメスにアプローチするときにも、尻尾を振動させながら短い音を出すことがあります(これは鳴き声というより振動音に近いです)。
一方、日常的にコミュニケーションのために鳴くことはありません。夜間に物音がするとすれば、それはヤモリ自身の動作音(歩く音や物にぶつかる音)の方が多いでしょう。鳴き声は可愛らしいものですが、頻繁に鳴く場合はストレスを感じているサインかもしれないので、環境を見直すことも必要です。
Q9:冬眠(ブルーメーション)はさせるべきですか?
通常は無理に冬眠させる必要はありません。
野生のレオパードゲッコーは寒冷地帯では冬季に冬眠(厳密には代謝を下げて活動停止するブルーメーション)します。しかし、飼育下では通年適温を維持できますので、無理に冬眠させなくても健康上問題ありません。むしろ初心者が下手に温度を下げると、温度管理不良で体調を崩すリスクがあります。
ただ、繁殖ブリーダーの中にはペアに繁殖休止期間を与える目的で、意図的に冬場2か月ほど室温を下げて休ませることがあります。これは上級者向けのテクニックで、成功すれば繁殖効率向上などのメリットがありますが、失敗すると命に関わるため慎重な管理が必要です。
一般のペット飼育では通年ホットスポットを維持し、冬も通常通り給餌して大丈夫です。仮に冬場に多少食欲が落ち着き活動が鈍くなることはありますが、痩せない程度なら自然な季節反応とも言えます。その際も無加温で寒くしすぎないよう注意してください。総じて、無理に冬眠はさせない方が安全で、飼い主の選択によります。
Q10:脱皮不全を起こしてしまいました。対処法は?
脱皮殻(抜け皮)が体に残る脱皮不全は、特に指先や尾先、目の周りに起こりやすいです。見つけたら速やかに対処しましょう。
まず、ヤモリを人肌程度のぬるま湯に浅く浸して、乾いた皮を柔らかくします(深さはヤモリの腹が浸る程度で頭は出しておきます)。5分ほど浸した後、綿棒や濡らしたガーゼで残った皮を優しく擦ります。指先の輪っか状の皮は無理に引っ張らず、綿棒を回すようにして取ります。自力で取れる場合もあるので、完全に剥がれなくても半日〜1日様子を見ることも必要です。
絶対にしてはいけないのは無理に引っ張ることです。新しい皮膚まで傷つけてしまう恐れがあります。もし皮が固着して指先が黒ずんでしまった場合、それ以上放置すると血行不良で指が壊死してしまうので、早急に爬虫類専門医に相談してください。
脱皮不全は湿度不足が主な原因なので、普段から湿ったシェルターを用意し、脱皮兆候(体色のくすみ)が見えたら霧吹きを増やすなど予防に努めましょう。
Q11:複数飼育(同じケージで複数のレオパを飼う)はできますか?
あまり推奨できません。
レオパードゲッコーは単独生活が基本で、同居させると様々な問題が起こる可能性があります。特にオス同士は強い縄張り意識があるため、同じケージに入れると激しく争いケガを負います。オスとメスのペアは繁殖目的で一時的に同居させることはありますが、繁殖期以外に常に一緒にいるとオスが執拗に交尾を迫りメスにストレスがかかったり、逆に相性が悪いと喧嘩になることもあります。
メス同士は比較的穏やかと言われますが、それでも個体差で優劣が生じ、餌の取り合いや隠れ家の独占が起きる可能性があります。また、知らない間に片方がもう片方の尻尾を噛んで自切させてしまった例もあります。さらに同居飼育では病気が移りやすく、片方が寄生虫を持っているともう一方に伝播するリスクもあります。
以上の点から、基本は1匹に1ケージを確保することが望ましいです。ただし繁殖のために一時的に同居させること自体は可能で、その際は目を離さず観察し、問題が起きればすぐに分けるようにします。どうしてもメス複数を同居させたい場合は、十分広いケージ(各個体が隠れ家・ホットスポットをシェアせずに済む広さ)を用意し、各個体にまんべんなく餌が行き渡るよう監視する必要があります。
それでもリスクはゼロになりませんので、飼育者が注意深く管理しましょう。
Q12:「モルフ」って何ですか?ワイルド個体とは違う種類なの?
「モルフ」とは、色や模様のバリエーション(品種)のことです。レオパードゲッコーはペットとして盛んに繁殖が行われ、多彩なモルフが作出されています。
アルビノ(黄色×白で黒斑が無い)、タンジェリン(橙色系)、エクリプス(全身模様が減少し目が黒い)など、その種類は100以上とも言われます。モルフ同士を交配して新たなモルフを作り出すブリーダーもいらっしゃいますね。
これらモルフはあくまで同じレオパードゲッコー種内の遺伝的多様性であり、別種ではありません。野生下では保護色になる地味な体色(黄色地に黒斑点)が一般的ですが、飼育下では鮮やかな体色・模様が追求されてきました。例えば、アルビノは野生ではまず生存できませんが、飼育下であれば問題なく繁殖できます。このようにモルフは人為的な選択交配の産物です。
ちなみに「ワイルド個体」という言い方は野生由来(現地から輸入された個体)または野生型の体色を持つ個体を指します。現在流通するレオパードゲッコーはほぼ全て繁殖個体で、野生採集個体は輸出規制などもあり稀です。したがって、モルフかどうかに関わらず基本的には同じ種で飼育方法も共通です。
ただし一部モルフ(白蛇眼など)は視力が弱い・光に弱い場合があるため、強い照明を避けるなど若干の配慮は必要です。
Q13:ケージの掃除はどのくらいの頻度ですればいいですか?
日々の部分掃除と定期的な全体掃除の2段階で考えます。
まず毎日行うのは、糞尿などの汚れの除去(スポット清掃)です。ヤモリは決まった場所に排泄することが多いので、そこを中心にチェックし、出ていればその都度取り除きましょう。床材が紙なら取り替え、土ならスコップで汚れた部分をすくい取ります。水入れも毎日洗って新しい水に交換します。餌の食べ残し(特に生きた虫)は放置するとヤモリを噛んだり腐敗したりするので、必ず回収してくださいね。
全体掃除ですが、これは月に一度程度を目安に行います。ヤモリを別容器に移し、ケージ内のレイアウト(隠れ家や流木、石など)をすべて取り出して洗浄・消毒します。ケージ本体も、水洗いできる場合は洗剤で洗い流し、できない場合は次亜塩素酸ナトリウム希釈液で拭き取り消毒をします。その後充分に換気・乾燥させてからレイアウトを元に戻します。床材も全面交換または熱湯消毒・乾燥を行います。
掃除時の注意として、レオパードゲッコーやその糞にはサルモネラ菌など人畜共通の病原体が潜む可能性があるため、清掃時は手袋を着用し、作業後は必ず手洗い消毒をしましょう。以上を守れば、ケージ内を清潔に保ち悪臭も防げます。また、臭いがしみつくのを防ぐためにも定期清掃は効果的です。なお、大掃除後は環境の匂いが変わるためヤモリが落ち着かないことがあります。その場合は一部古い床材を少し残すなど、元の匂いを多少残してあげると良いでしょう。
Q14:夜間の保温はどうすればいいですか? 暗くしないとダメですよね?
レオパードゲッコーは夜行性ですので、夜間は照明を消して暗くする必要があります。しかし、保温自体は夜間も継続します。つまり、暗くて暖かい環境を用意するということですね。
具体的には、夜間の最低温度が18℃を下回らないよう、ヒートマットやセラミックヒーターを使用します。ケージ底面の一部を温め、ヤモリが冷えすぎないようにしましょう。セラミックヒーター(発光しない陶器ヒーター)は、日中にバスキングライトを使っている場合、その代替として夜間に使用できます。これも暗いまま熱だけ供給できるので便利ですね。
いずれの場合もサーモスタットを併用し、夜間設定温度を18~20℃程度に維持します。室温が下がりすぎなければ、日中との温度差が5℃程度生じても問題ありません。自然界でも夜は気温が下がりますので、ケージ内も夜間は少し涼しくなってOKです。ただし急激な温度低下は避けましょう。
ちなみに、夜行性なので真っ暗で良いのですが、微かな月明かり程度の明るさ(豆電球程度の微光)が差すくらいは問題ありません。赤や青のナイトグローライトを使う飼育者もいますが、レオパ自身は見えている可能性があるので、なくても構いません。
重要なのは「暗さ」と「適温」を両立させることです。日中使用しているライト類(UVBやLED)は必ずオフにし、暖房器具だけを動かすようにしましょう。
まとめ
レオパードゲッコーの飼育でよくあるQ&Aについて解説しましたが、いかがだったでしょうか?
レオパードゲッコーの飼育で「こんな時どうするの?」と思う疑問は尽きないものです。疑問を一つ一つクリアにしていくことで、飼育者としてのスキルと自信も高まっていくことと思います。
細かい不安を解消することで、より楽しく、健康的に飼育できます。レオパードゲッコーとの生活をより充実させるために、この記事がお役に立てば幸いです。
それではまた、別の記事でお会いしましょう!